<日付:2021/2/9>
北陸新幹線の開業遅れの要因は主に2つ
・加賀トンネルで掘削後に盤ぶくれが発生し補強工事に時間がかかっている。
・敦賀駅で2017年に高架下に在来線特急ホームを設置する設計変更を行った。(着工直前にも、ラムサール条約関連の環境保護で、敦賀駅へ入るルートの変更があった。)
加賀トンネルのルートに関するいくつかの疑問点
・福井県と石川県の県境であるが、それほどの山岳地帯ではない。
・在来線のトンネルは短く、高速道路北陸道にはトンネルが無い。
・標高は低く、トンネルで連続することが不自然。
加賀トンネルの縦断図を探してみた
間違えなく、出入口部分の標高が高く、トンネルの中央部で低くなっている。
トンネルの延長を明らかに長くし、連続させようとする意図が見える。
加賀トンネル平面図地図航空写真を見る
やはりどう見ても、こんなに長いトンネルにする必要は無いと思われる。
気になるのは、トンネルを避けて曲線を緩くすると、ゴルフ場と思われる敷地を通ることになる。
まとめ
・加賀温泉駅とあわら温泉駅に無理に接着しなくても良かったのでは?
・金沢開業時に上越妙高駅は在来線を移転しておりそう言う方法もあったのでは?
・現行平面ルートでも若干修正するだけで、標高の高い位置を通せるのでは?
・あえて工事困難が予想されたトンネルルートにしたのか?
・北陸新幹線全般で、地形的に厳しいルートが政治的理由で決定されており、土木技術の専門家が意見出来なかったのか?
今回は疑問だけで終わりました。