千葉県補正予算が発表となったので一段階進んだ試算が出来るようになった。
色々な数字や前提が出そろったので大まかな計算をしてみた。
アクアライン独自収支予測(平成21年度分) 既存の通行台数(土日祝1000円実施前、読売による) 約2万台/日 ETC通行台数を90%とすると(知事発言) 約1万8千台/日 割引実施により増加する台数(読売による) 約9千台/日(既存と合わせて2万7千台/日) 割引による減収額(2100円-800円) 1万8千台×1300円=2340万円/日 増加台数による増収効果 9千台×800円=720万円/日 一日当たり減収額 2340万円-720万円=1620万円 平日のみの割引に換算すると平日数162日 1620万円×162日=26億2440万円 休日通行台数をETC車として4万台とすると普通車のみで200円割引とすると 4万台×200円=800万円/日 現在でも渋滞しているので台数増加はなしとして 土日祝日のみを計算すると休日数81日 800万円×81日=6億4800万円 平成21年度ETC割引期間(8月~翌3月)トータル 32億7240万円の減収 (ただし普通車として計算したので大型車の混入で減収額は増加) 税金補填による充足率 17億円÷32億7240万円=52%
平成21年分だけ見ても千葉県予算の20億円の内訳、17億が減収補填という数字はかなり怪しいことがわかる。
おそらく平日より既に通行料金1000円を実施している土日祝日に大幅に交通量が増える予測をしているのではないかと思われる。ただアクアラインは1日当たり4万台の通行量で渋滞し始めるので『通行料金1000円への割引施策』実施以上に台数増加は見られないだろう。
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