出張を目前にして会員料金で安く見られる映画館巡りをしてきたところ♪
この日の一枚の写真 |
炭坑の町いわきでは閉山の危機にあって、石炭会社は、炭坑から湧出する天然温泉の有効利用と社員の雇用、会社の存亡をかけて観光施設、常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)の建設に乗り出す。その花となるフラダンサー達の誕生物語。
主人公は平山まどか先生で松雪泰子が演じている。炭坑の町に似合わない華麗な先生がとても印象的で、赴任後に見せるフラダンスの姿も素晴らしい。しかし、炭坑の廃坑に反対する町の人々の不安や、会社への不信感が、まどか先生に向けられるのが悲しいところ。
見所は、ダンサー練習生達の成長と変貌、開設当時を再現したハワイアンセンターと、フラダンス公演。プレゼン公演ではうまくいかなくて、はらはらさせられるが、見事にオープン公演では素晴らしいフラダンスを演じてくれる姿はなかなか感動するものがある。地域史の秘話的な物語だが、手抜きのない素晴らしい仕上がりで見応えがあった。
10/28追記