ここ10年くらい前から、自治体の都市計画図販売に、大判インクジェットプリンターで印刷されたものが増えてきた。自治体にとっても在庫を持たなくて良いし、ユーザーにとっても欠品で待たされることはないということで、とてもメリットの多いやり方だ。
しかしながら、致命的欠陥商品となって流通してしまうケースがあるので、ユーザーは注意が必要だ。それは『縮尺』に関わる、地図にとってもっとも基本的要素だ。購入時にスケールで確認することをおすすめしたい。
なぜ、縮尺なのか?
【機械的誤差】
大判インクジェットプリンターに、高度な調整が行われていないケース。または、縮尺を表すのに不適切な機器の選定。これは、納入業車に測量地図の知識のない者が介在することで、『プロッター』『プリンター』を同意義で納品してしまっているから。
大判インクジェットプリンターに、高度な調整が行われていないケース。または、縮尺を表すのに不適切な機器の選定。これは、納入業車に測量地図の知識のない者が介在することで、『プロッター』『プリンター』を同意義で納品してしまっているから。
【出力時のソフトウエア設定の誤り】
例えばA1に出力するとき、出力可能範囲にフィットさせる設定にしていると、印刷不可能な範囲で縮小されてしまう。出力縮尺を100%にし、中心位置で合わせ、元々の地図余白を印刷不可能範囲に持ってくる設定を行わなければならない。
例えばA1に出力するとき、出力可能範囲にフィットさせる設定にしていると、印刷不可能な範囲で縮小されてしまう。出力縮尺を100%にし、中心位置で合わせ、元々の地図余白を印刷不可能範囲に持ってくる設定を行わなければならない。