タイトルの通り、ふとした風のいたずら心が、吹き抜けていくイメージを持った言葉を集めた歌。言葉の持つイメージの組み合わせだから、物語にはならないが、暖かな春の草原を抜けていく風をぱせりは連想する。同じ自然の中の情景を歌った歌だがA面の河のほとりにのよ
うな重たさは、感じさせず、軽くさわやかな曲調が対比的である。シンプルでゆったり小刻みなリズムに
谷山浩子のやさしさのボーカルが溶け合い、心地良い。
この曲との出会いは、アルバム「猫の森には帰れない」で、EP版とほぼ同じ状態で収録されているものだった。
<曲のデータ>
谷山浩子作詞作曲:
船山基紀編曲
撮影:
千葉中央駅東口(2006/3/17)