うたちゃん日記

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森田健作とパチンコ

図書館で森田健作著作の本を探していたら(経歴を調べるため)あったのは一冊だけ。
みんな貸し出し中で、いずれにせよ市民の強い関心はあるようだ。

借りた本から感想。この本は1988年に書かれていて政界進出の4年前ということもあって
自由に政治的内容も書かれていて興味深い。

しかしながら、かなりのパチンコ好きは本当のようで、マスクをしてパチンコ屋に行くのは
彼なりの理由があるようだ。
この記述をみるとかなりパチンコ遊技に関しては寛容で、パチンコを人生と捉えているあたりが
かなり熱を上げていると見てよいだろう。

今となっては、知事選もパチンコと同列になりそうな文章で嫌な印象を受ける。

撤退も勇気って自分でおっしゃってるではありませんか?今こそ勇気を絞り出して辞任してください。


以下著作物からの引用

森田健作
『青春20周年なのだ』より

P70から引用

モリケンはマスクをしてパチンコに行く!?

 芸能界にあって浮いたうわさもなく、早寝早起きの朝型人間の僕は、ともかく〝マ
ジメ人間〟ということで通っている。けれども自分自身では特別、マジメだとは思ってい
ないし、特別、フマジメだとも思っていない。ごくフツーの人間だ。
 しかし、森田健作はマジメだ、というイメージが強いせいか、変な誤解が生じたりする。
例えば、モリケンはマスクをしてパチンコに行くというヤツ。
 いや、ウソじゃないんだ、これは。ほんとにマスクをしてパチンコに行ったことがある。
ただ、理由がちがう。多分、みんなは、「モリケンは芸能人だから、パチンコしているとこな
んか見られるのがイヤでマスクをして行ったんだろう」と思ったハズだ。でもほんとは
そうじゃない。いきさつを話すとこういうことになる。
 ある日、友人の京本正樹クンがボクの家で外車に乗ってやってきた。遊びの誘いだ。
「森田さん、これからどうしましょうか?」
「そうだなあ。どうだい、京本、ひとつパチンコでもやろうか?」
「いいですねぇ」
 簡単に話が決まって、京本の外車でパチンコ屋へ行くことになった。
「おい、京本、途中に薬局があったら、ちょっと寄ってくれ」
「薬局なんか寄ってどうするんですか?」
「マスク買うんだよ、マスクを」
 京本クンはふに落ちないような顔をしてる。パチンコ屋に行くのに、なんでマスクが必
要なのかわからないみたいだ。
「森田さん、カゼでもひいてるんですか?」
「そうじゃないよ。お前なあ、考えてみろよ。パチンコ屋っていうのはタバコの煙だと
か、いろんなホコリでいっぱいなんだ。冬なんか乾燥しているから、ビールスがすごい飛ん
でンだぞ。だから、あんなとこに長いこといてみろ、たちまち、人のカゼがうつってしま
う」
「ハァ~」
 京本のヤツ、妙に感心して聞いていたが、そのうち思いついたように言ったもんだ。
「じゃ、手袋はどうしますか?」
「そうか、手袋までは気が付かなかった。とりあえずやったあとは石鹸で手を洗え!」
 ま、ようするに僕がパチンコ屋にマスクをして行ったのは、カゼの予防のため。それ以
上の意味はないんだ。
 こんなことを言うと、
「それじゃ、パチンコ屋なんか行かなきゃいいじゃないですか?」
 と聞いてくる人がいる。
 確かにそうだが、僕はわりとパチンコって好きなんだ。なぜかというと、パチンコとい
うのは、入るときはなんでこんなに入るンだろうと思うくらいによく入る。どんな打ち方
をしても入っちゃう。
 ところが、入らないときはホントにパタッと止まる。それまでの入り方がウソみたいに。
で、それを乗り越えるとまた少しずつ入りだして、玉がたまってくる。なんか、そのへん
がすごく不思議で面白い。
 だから、パチンコやっているとなんか人間の人生をみているような気がしてくるんだ。人生
山あり谷ありだけど、どんな逆境でも「絶対、負けないゾ」という精神でやっていれば、ま
たいつかいいことがある。でも、パチンコの場合は強い精神があっても、財布のほうがな
くなるね。うーん! 撤退も、そう、それも勇気だ。

<ここまで引用>


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