<日付:2021/1/7>
コロナ禍において、日々過去最大の感染者を更新する日々が続きそうです。
このところ都道府県の発表する陽性率が20%以上とか信じられない数字が上がってきます。
ところが報道によるところの民間PCR検査では陽性率が1%程度、陰性証明的な検査ですから、低くて当たり前ですが、この民間PCR検査で陽性となった人は、改めて紹介された医療機関を受診して陽性を確定し、都道府県の発表の陽性者となるようです。
と言うことはです、保健所医療機関の『正式なPCR検査』を受け直せば検査母数と陽性者数に確実にカウントされて、陽性率上昇の要因になると考えられます。『正式なPCR検査』は限りがありますから、疑いの強い人から検査を受けることになり、民間PCR検査機関からの紹介が優先されてしまうかもしれません。
これによって、限りのある『正式なPCR検査』の順番待ちが発生しては、正確な感染状況を把握できなくなると思われます。『正式なPCR検査』で30%近くの陽性率が出ているのは、どうみても検査の順番待ちが発生している(検査前に重要度の選別がされている)と考えた方が良いです。報道によると民間PCR検査について『判定基準が一定していない』『検査機関を把握していない』と言われています。
素人考えですが、これを改善するために、民間PCR検査に『迅速検査用』『正式なPCR検査用』の『2検体』を採取することを義務づけたらどうでしょうか?『迅速検査』で陽性と出たら『正式なPCR検査』の基準で再検査し、公的検査機関の手をわずらわせずに連絡し即時連絡隔離するべきです。
こう言ったことこそ、コロナの次の大波が来る前に国会で議論するべきです。
民間PCR検査が増えて安くてすぐ出来ると、好意的な報道ですが、民間PCR検査は医療行為では無い弊害もあることを考えておかなくてはなりません。