<日付:2024/8/11:20240811>
うたちゃん日記の臨時情報第4報
気象庁から南海トラフ地震臨時情報(第4報)が出たが、この発表の問題点を列記する。
3日目として情報発信の過ちとして指摘したい事項のうち第4報での動き
これについて、詳細な記述がなされました
南海トラフ臨時地震情報(第4報)P9~P11までの3ページを使っている
4)過去のデータとの具体的特異事項が明示されていない
南海トラフ臨時地震情報(第4報)紀伊半島を扱ったP11が該当
地点毎に揃っていないが、年間で3回くらい活動が活発になり、能登半島地震前後では、各地点揃って活発になっていることがわかる
日本列島で比較的大規模な地震があると、スロースリップの周期が揃う(リセットされる)とかの研究があるか知りたいところ
4日目としてクローズアップしたいのは昨日指摘した次の事項
5)開示できるデータにつき、編集方法から表現方法を確立したもの(エリア、指標)だけ公表しているのでは?(それが、四国だとスロースリップであって、紀伊半島だと微動地震だけなのではないか?)
内閣府防災情報のページ南海トラフ地震防災対策のページ内リンク切れデータが存在
資料1、一部割れケース、ゆっくりすべりケースにおける具体的な防災対応について
P2記述
過去の発生事例から
大きな被害は出ていない。~大規模地震は発生した事例はない
としている
P6~P8記述
※資料中、南海トラフで発生する地震には多様性があり、本資料はあくまで一例を示したものである。
が実際に初期に報道されたものは、似たような資料が報道配布されていて、それに習って今回事案の初期報道をしたのではないだろうか?
P6、P8記述
発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっている
この文言を大多数がどう受け止めるか、意見集約されたのかどうか?
P9記述
地震発生の可能性
平均すると約15年に1回
大規模地震の発生の可能性が平常時に比べ相対的に高い
可能性として「半割れケース」と比較して、一桁低い
社会の状況
甚大な被害は発生していない可能性が高い
P10記述
警戒レベルを上げる。必要に応じて自主避難
一般国民にとって、自主避難の言葉がグサリと刺さり、老人ホームなどの施設で対応検討を取り始めたと報道されたら、これでは正常な判断が出来ないのではないか?
だいたい「半割れ」「一部割れ」などの言葉は理解出来ないし、入ってこないだろう。
紀伊半島付近と四国付近のデータ収集体制について
四国沖日向灘沖は、南海トラフ海底地震津波観測網(N-net)
N-netは本年(2024年7月)沖合のシステムが運用を始めたばかりだが、まったくそのことが報道されていないので、機器の動作確認とかの段階なのか?
データが収集体制を見ても、一番最初に観測網を整備したはずの東海地震相当施設の運用状況がわからず、東北太平洋、相模灘、南海、東南海に集中投資していることがわかる。