リニア談合問題で、大手ゼネコン4社がやりだまにされているが、もう一方の当事者である、JR東海については、あまり報道されていない。
リニア談合問題が長期化すると、リニア新幹線の開業時期にも、影響してくる。リニア新幹線の建設費用の事実上開業後のリニア新幹線の売上を当てにしておらず、専ら東海道新幹線からの利益を当てにしていることが、いくつかの資料や関係者の発言から明らかになって来ている。
すなわち、リニア新幹線と東海道新幹線を一体として経営する目論見のことを示す。リニア新幹線が満員御礼でも採算が取れないので、東海道新幹線新幹線の利益で補てんすると言っているのに等しい。
高速道路整備の手法として、料金プール制と言うのがある。アクアラインを派手に800円になりましたと打ち上げておいて、少し遅れて京葉道路を値上げした手法と同じ。あんなに離れた、アクアラインと京葉道路は、一体として経営されているんです。
何が言いたいだと言うと、リニア新幹線と東海道新幹線は、一体で経営させたら、開業時期の遅れでJR東海の経営がおかしくなってしまうから、早めに手を打てということです。
今回のリニア談合では、民間企業だから形式的に入札で施工者は決めるが、天の声通りの施工者で落着すると見ていた節がある。それでも、大規模公共工事だから、ルールは守ってねってことになりました。でも、ルール通りにやったら、誰の目から見ても、手持ち工事残高から、大手ゼネコン4社で、受注調整しないと予定通りに完成しないんですよ。
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